離婚裁判を今一度考えてみる

離婚裁判を行うデメリット

離婚裁判をするとデメリットがあります。まず第一に離婚因子の立証が求められます。離婚裁判において認容されるため、法定離婚原因がなくてはなりません。そうした背景がありますから、離婚ができるよう、裁判を起こしたというようなケースで、離婚を希望している人は、原因があることを主張するのみでは足りなくて、離婚原因があることを証拠によって証明することが求められます。したがって、証拠が不足している場合、骨の折れる訴訟活動を強いられます。また、意向にそわない判決でも順守しなければならないデメリットもあります。意向にそわない中身であったとしても、判決が確定したら、従う必要があります。訴訟を引き起こしたからという理由で、自らにアドバンテージとなる判決内容が下るという保証はないといえます。さらに戸籍に対して裁判離婚であった旨が記されます。認容される判決が出されたというようなケースで、離婚届を出すと、戸籍に裁判離婚だった旨が記入されます。人によっては記載に抵抗感があるでしょう。